山崎行太郎
パスカルは、人間は考える葦だ…と、言いましたが、私も、考えることが好きです!!
だから、それがなんであれ、徹底的に考えてみたいと思っています!!
ドストエフスキーは、『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフの口を借りて、
引き篭もって、寝てばかりいるのを、
女中のナスターシャに、「仕事もしないで、何してるの?」と問い詰められる場面ですが、
こう言わせています。
「考えるという仕事をしているんだ…」と。
「考えるといいう仕事…」!!!
私もまた「考えるという仕事…」をしようと思います。
しかし、ただ「考える…」のではなく、「深く徹底的に考える…」という仕事です。
ラスコーリニコフのように「踏み越え」をも恐れない思考のことです。
たとえば、ニーチェは、こう言っています。
≪一本の樹が高みへ明るみへ伸びて行こうとすればするほど、
その根は地下へ、闇黒へ、深みへ、悪の中へ向かっていく。一本の樹が天に達するには、
その根は地獄にまで届いていなければならない。≫
これこそが、私の理想とする精神の哲学であり思考の軍略です。
≪一本の樹が天に達するには、
その根は地獄にまで届いていなければならない≫
≪地獄にまで…≫
私の言葉で言い換えれば、これは、
≪『イデオロギー』から『存在論』ヘ…≫
ということです。
ただし、私は、
私の思考や思想を他者に押しつけるつもりも他者を煽動したり、
説得したりするつもりもありません。
私は、他者に同意を求めてもいません。
制度化された予定調和的な紋切り型の思考の脱構築的解体を目指し、
ただ、≪私は、こう考える…≫というだけのことです。
健全な市民社会の常識論的地平から見れば、気にさわるような発言や不埒な発言も、
多々あるかもしれませんが、誤解のないようにお願いします。
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