「クライン孝子の日記」
補完録
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「クライン孝子の日記」から
(「冷泉文恵」メール特集)
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クライン先生が、消し忘れた「冷泉文恵メール投稿採用日記」(笑)

■2005/08/01 (月) 裏切代議士が選ばなければならなかった道?

初代欧州中央銀行総裁としてユーロ導入では猛奮闘したオランダ人ドイゼンベルグ氏が、フランスの別荘で急死した。
遺体はプールで発見されたというから、
心臓に欠陥のあった氏、水泳中発作が起きたのではないか、と
検察側は語っている。

最近は、足が遠のいた欧州中銀の記者会見だが、
氏が総裁だったころは、真面目に出席し、
あのライオン顔で、ぶっきらぼうに、記者の質問に答えるのを
楽しみにしていた私。
今日はこのエピソ−ドを日記に
書こうかなと思っていたところ、
突然日本から
永岡洋治衆院議員自殺
  というニュースが飛び込んできた。

永岡議員は茨城県出身。東大法学部を卒業後、
ハーバード大の大学院を修了、農林水産省入りし、その後、
03年4月の衆院補選で茨城7区から立候補して初当選し、
同年11月に再選を果たしたという。
現職の国会議員の自殺は、98年2月の新井将敬衆院議員(当時50)以来。
氏は郵政民営化反対ではその先頭に立つ亀井派に所属しながら、
衆院本会議での採決では賛成票を投じ、仲間内で批判の矢を浴びて
いたというから、それを苦にしていたのではないか。

しかも参院で郵政民営化法案否決となれば解散嵐が待っている。
となると先立つものはカネ。
賛成に回った永岡代議士はさらに窮地に追いやられる。
何しろ、亀井親分を裏切ったのだから。

そこで冷泉さんのメール一部ご紹介します。

>真夏の選挙は厳しく辛い。
まして党公認から洩れた候補者は暑さに加えて金銭地獄とも戦わなけ
ればならないのである。
国政選挙ともなれば、かかる費用は桁を外れる。
地盤看板の薄い駆け出し議員には一層の過酷な出費が強いられる。
応援隊に支払う賃金は一日50万、それに加えての雑費50万が相場
なのである。
軽く見積もっても一日百万、一ヶ月なら3千万となる。
亀井静香のように五菱会と取引がある議員なら、屁でも無いような
金額だが、極道衆と無縁の議員にとっては絶望的な金額だ。
『勘弁して下さい』が、大方の議員諸君の本心なのである。

それでも当選すれば何とかなる。
当選お礼パーティーを五回も開けば元が取れるだろう。
その反対に、落選したなら奈落の荒原が待っている。
議員会館から追い出され、年間数千万の議員報酬と公設秘書が消滅する。
もちろん不逮捕特権をもである<






差出人 : mag2 ID 0000098767
返信先 : mail@takakoklein.de
送信日時 : 2005年8月4日 15:00:38
宛先 : yamaz・・・・・@・・・mail.com
件名 : クライン孝子の日記


■2005/08/04 (木) この時期のブッシュ小泉エールは中国牽制
         永岡代議士自殺は 三文ドラマの構図
       まるで中国の人民裁判そっくり!

余りおおっぴらに報道されませんが、 日本の郵政民営化について、欧米ではかなり関心が 寄せられています。

否決し、解散になれば、自民党は分裂し、民主党政権が 成立する。 2大政党による政権交代は、民主主義のタテマエで、 聞こえはいいのですが、今の民主党のとくに安全保障面に関する 姿勢は、日本の国益を害するもので、 一方、中国軍事大国にとっては、渡りに船です。

恐らく、自民党の今回の混乱では、水面下で、かなり活発に 中国の諜報機関が暗躍しているに違いありません。

中国にとって、小泉政権は天敵! 小泉総理は、田中角栄総理以来、もっとも手強い相手。 だから何としてでも潰したい。

亀井・綿貫両代議士の今回の反乱は、まさに中国にとっては うってつけ。思惑通りなのでしょう。 この反乱組の腹を探れば、従来通り、私利私欲がみえみえで、 中国にすれば、これほど手なずけるに簡単な相手はいないからです。

しかも、自民党タカ派の反乱というのがミソ! このグループをたきつけることで、 中国は全く関係ないといいぬけ、 カムフラージュになると思っている。 そうしておいて小泉内閣が倒れて、新政権が誕生すれば 自分の手を汚さすにして、何食わぬ涼しい顔で嫌中派=小泉派を段階的 に、 粛清していく。 何しろ、小泉一派をこの機会に粛清したいと思っている日本の政治家は 自民党内ですら、わんさといるはずですから。

さすが、アメリカです。 この中国の対日策略を、即座に見抜いたようです。、

早速ブッシュ大統領をして、3日、行った講演では 小泉総理エールです。 そして こうした中国がらみの、自民党分断策=小泉下ろしを牽制して みせました。

>米大統領、講演で小泉首相は「相棒」

「皆さんは国際社会における私の親友の1人が日本の首相だと いうことを知っていますか。 小泉首相と私は、北朝鮮やイラク問題などで協力しています。 彼は私の盟友であり、良き相棒です」<

そうですね。 中国にとっての誤算は、永岡代議士の自殺ですか。 これで、反小泉派はかなり痛手を蒙りましたから。 さて、次のシナリオはどう展開するものやら・・・・

願わくば、日本の国益を損なう愚かな行為だけはしてほしくない。 そう思うのは、私だけでしょうか?

さてそこで、冷泉文恵さんよりメールです。 昨日の彼女のメールでは絶賛メールが沢山、届きました。 ありがとう!

しかしそれにしても これを読んで、日本の国会議員の資質を疑ってしまいました。

(敬称略) >真相というものは時間と共に明らかになる。 亀井静香が、泣き真似をしようが、平沼赳夫や小林興起が党執行部 に責任をなすりつけようとも、真実だけが見えてくる。 そもそも、賛成票を投じてくれた永岡に対して、党執行部が文句を 言う筋合いは、これっぽっちもないのである。 あったのは造反組の異常とも言える永岡洋治に対するバッシングであ る。

野田聖子の議場内における「XXXX野郎」発言に端を発した白票投票者 へのバッシングは、亀井派総会の七月二十一日にピークを迎えた。

この総会は、亀井会長より氷り代が配られる、賞与配給日をも兼ねてい た。 派内の賛成票を投じた議員の大部分は、「貰う謂われはない」 と出席を拒んだのだが、律儀な性格の永岡は出席したのである。

直前発売の週刊ポストには、小林興起の、反対から賛成に態度を変えた 議員たちへの、凄まじい非難発言が掲載されていた。 永岡にすれば針のむしろに座るような思いでの出席だったに違いない。

それでも、亀井会長から氷り代を受け取ることになったのだが、 小林興起が独特の口調で言い放つ。 『よく平気で受け取れるな』

この言葉を合図に、氷り代配給所は、人民裁判所の様相に一変した。 『裏切り者は腹を切れ』・・・『死ん詫びろ』の怒声が飛び交ったの である。 そういった狂乱雑言を止めもせず、頷きを繰り返す亀井会長。 派閥議員から罵倒され、会長から見捨てられた永岡の心中はいかばかり か と察することが出来る。

それでなくても心に病を持っていた永岡である。 地元特別郵便局長会からの陰湿な抗議に加えて、派内からの糾弾は 骨身に応えたに違いない。

が、天に唾してもなお平気の平左なのが小林興起を尖兵とする 造反グループ。 永岡の死を契機に弔い合戦だと意気込む始末である。 しおらしく葬式の受付をやっていたのが真犯人という三文ドラマに 似た構図と言えよう。

永岡世代は、多かれ少なかれ、黄昏症候群という、心の病を持ってい る。 乗り越える方法はただ一つ、他人の目など、どうでも良いの 不貞不貞しさだ。 その不貞不貞しさを発揮するには、永岡の心根は余りに優しすぎたに 違いない。 小林興起の十分の一ほどの図々しさがあったならと悔やまれてならない のである<


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21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって 政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30 余 年の経験を生かし、現地よりレポートします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
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 文藝評論家=山崎行太郎の「毒蛇山荘日記」





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